鉱産物輸入・製造・販売業E社|新人事制度の導入
- 藤原慎二

- 2025年7月6日
- 読了時間: 2分

業種:鉱産物輸入・製造・販売業
拠点:工場、研究所
課題:15年前に策定した人事制度が現状と齟齬が出ている
支援期間:1年(現状分析~新人事制度の導入)
背景・課題
従業員が内向きで、社内に果敢に挑戦する風土がない
頑張っても、頑張らなくても社内の評価が同じ
5年後、10年後のキャリアプランが存在しない
社内外の研修制度が存在しない
結果、近視眼的な経営に終始すると同時に、従業員が内向きとなっている。

経営共創センターの支援内容
経営共創センターでは、以下6ステップで改善支援を実施しました。
① プロジェクトの組成し、人事制度の問題点を抽出
本店の役員・管理職を構成員とするプロジェクトを発足させ、現状の人事制度の問題点の洗い出しを行いました。
② 人事制度の課題を3つに分類
人事制度の課題を(1)個人の成長からの視点(2)組織の成長からの視点(3)会社の成長からの視点から分類し、全ての分類で課題を解消することを確認しました。
③ 幹となる人事制度の策定
全社育成体系、全社目標管理制度、等級別・職務別役割(JOBディスクリプション)、部門別職務規程について議論を重ね、幹となる制度設計を完了させました。
④ 血となる人事制度の策定
その上で、部門別目標管理制度、職群制度、最適人員算出方法について議論を重ね、あらたな制度設計を完了させました。
⑤ 付加する人事制度の策定
さらに、これら人事制度を円滑に運営する上で、不可欠な最適人員算出方法、高齢者再雇用制度、自己都合による配置転換申し入れ制度、人材採用方針、発明者報奨金制度等についても議論を重ね、制度設計を完了させました。
⑥ 研修の実施
全経営者・管理職向けに、ハラスメント研修、評価者研修(目標設定編、評価フィードバック編)を実施しました。
成果
1年かけてプロジェクトを組成し、視座を高くもって人事制度の見直しを行ってきました。
経営者から、「人事制度の設計にあたり、当社が従前からもっている風土を大切に考えて頂き、良い点はそのまま残して貰い、不足する点、改良する点、そして新たに加える点を納得できるまで議論して貰いました。自分達で作り上げた人事制度と自信をもって言えるものだと考えている。大変感謝しています。」との声が聞かれた。
今後の展望
従業員の満足は、給与、賞与のみならず、非金銭的な待遇や環境によるものが大きいことから、今後さらに従業員に寄り添った制度展開が必要となってきます。経営戦略と人事戦略の一体化が更に進むことを期待しています。


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