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プラスチック製品製造・加工業F社|M&A後のPMI(事業統合)

  • 執筆者の写真: 藤原慎二
    藤原慎二
  • 7月6日
  • 読了時間: 2分

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業種:プラスチック樹脂成型・加工業

拠点:工場

課題:M&A後の事業統合の成果がなかなか出にくい

支援期間:1年(現状分析~施策の展開)



背景・課題


M&A後に成長すると見込まれていた商社が縮小し、売上・利益が大幅に減少したことから、当初計画していたPMIに付加した施策を展開する必要があった


  • 自社の強み、機会を把握していない

  • 自社がおかれている外部環境を把握していない

  • 営業活動が見えていない

  • SKU別の製造原価が見えていない

  • 製造原価全体を引き下げる取り組みが実施されていない


結果、自社の経営資源を生かしながら改革を進めていないことから、結果が出てこない


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経営共創センターの支援内容


経営共創センターでは、以下の4ステップで改善支援を実施しました。


① SWOT分析

経営者とSWOT分析を行うことで、自社の強み、機会を把握することで、どの分野、その機能を強化すべきかを理解して頂きました。


② ファイブフォース分析

経営者とファイブフォース分析を行うことで、自社の取り巻く5つの力を理解し、その上で自社のリソース有効に活用する方策を検討しました。


③ 戦略MAP策定

財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、人材と変革の視点から、各部門がどのように連携し、財務目標を達成するのか、具体的な施策とKPIの設定を行いました。


④ 各施策の展開

営業部門、生産部門、調達購買部門毎に施策を決め、展開計画書とKPIの設定を行い、実行に移しました。


⑤ 月次のトレースと追加施策の展開

KPIについては月次で見えるかし、何ができた、何ができないのかを誰もが見えるようにしました。併せて、結果が出ない施策については、要因を議論し、仮説・展開・検証のサイクルで効果確認を出るようにしました。



成果


実施後1年で、売上高営業利益率は2.5%から10%に向上し、利益体質の会社に変貌しました。

経営者から、「自社の強みと機会を明示して頂くと共に、施策展開も身の丈にあった取組を粛々と実施することで成果が出たことは驚きでもあります。とても大きな自信に繋がりました。」との声が聞かれた。



今後の展望


製造業は下請事業として成長を諦めている企業様が多いのが実情です。しかし、改革を打つことで、非常に筋肉質な経営基盤を作ることも可能で、収益性が高まれば、技術に対する投資も可能となってきます。



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